グリチルリチン酸2K(甘草エキス)

グリチルリチン酸2Kはグリチルリチン酸ジカリウムというもので、多くの育毛剤に配合されている有名な育毛成分です。元々の生薬としての働きで、カンゾウエキスから抽出されています。漢方系の育毛剤では甘草エキスとして書かれていることが多いですね。特に育毛効果が高いと言われているためこれだけは外せないようです。

グリチルリチン酸2K(甘草エキス)の育毛効果

  1. 抗炎症作用
  2. 抗アレルギー作用
  3. フケ、かゆみ防止

グリチルリチン酸2Kはそれ単体で育毛効果を促すものではありません。グリチルリチン酸2Kの効果を見れば分かる通り、抗炎症、抗アレルギーということ、このことからフケや痒みを予防する働きがあります。

頭皮の炎症が起きると当然ですが毛穴で炎症が起こりますので絶対的な抜け毛は増えます。これは脂漏性皮膚炎や粃糠性脱毛症の症状としてマラセチア菌という常在菌による刺激が原因で抜け毛が増える部分に近いのでしょう。

頭皮に対して何かしらの炎症が起これば抜け毛は増えるのです。そこまで髪の毛は強くないということですね。そこでグリチルリチン酸2Kを使うことで進行する前に痒みやフケなどの症状を緩和かる作用があると抜け毛を予防出来るということです。

よく口コミで1週間で抜け毛が減った、という方は普通の抜け毛に加えて頭皮の炎症などによる抜け毛が上乗せされて大量の抜け毛になっているものと考えられます。このことからもまず抜け毛を予防するためにグリチルリチン酸2Kは有効であると考えられます。

グリチルリチン酸2K(甘草エキス)は育毛に効果がないのか

AGAに対する育毛発毛で考えればほとんど影響はないと考えられますが、何かしらのストレスや頭皮環境などによって毛穴が炎症をおこしていたりして抜け毛が増えている場合はかなり有効ではないかと考えています。

まずは頭皮が正常で健康な状態ではない場合、抜け毛は増えますし髪の毛も育ちにくい環境になっていることは間違いないのです。これを正常化するのが抗炎症作用や抗アレルギー作用を持つグリチルリチン酸2Kなのです。

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