睡眠の質が悪いと抜け毛が増える

睡眠の質というのは聞いたことがあると思います。要するに熟睡できているか、眠りが浅い状態が続いていたり途中で起きることが多かったりするかどうか、ということですね。基本的に睡眠の質が高いというのは熟睡して頭も体もゆっくりと休まることです。

眠りが深くなったときに最大の成長ホルモンが分泌される

睡眠中はどんなときでも成長ホルモンが分泌されていることは確かですが、まず朝起きて夜寝るというサイクルができていれば夜10~2時が最も成長ホルモンが分泌される時間帯で、このときに深い眠りに入っているときに最も多くの成長ホルモンが分泌されています。

当然ですが成長ホルモンが多く分泌されるほうが育毛にとっては良いことで、すなわち夜中に熟睡できているかどうかということが大切になります。

熟睡できないときの対処法

夜すぐに眠れない、途中で起きてしまう、寝ても疲れが取れない、という場合の対処法です。

まず寝る前1時間はテレビやパソコン、スマホを使うのをやめて間接照明だけの部屋でゆったりと過ごしましょう。目から光が入ることで睡眠ホルモンが阻害されてしまい体が眠る体勢になっていません。

また昼間体を動かさない人も疲労感がなく眠りにつけないという場合が多いです。特に育毛には運動による成長ホルモン分泌と代謝アップが大切ですので、帰宅したら軽くジョギングや筋トレ、ストレッチなどをして体を疲れさせる必要もあるかもしれません。

より熟睡して育毛効果を高める方法

まず遮光カーテンでしっかりと外からの光を遮断します。その上で寝室は足元が軽く明るい程度のLEDなどを付けておくだけでよいです。明かりが強すぎてもダメですし真っ暗というのも神経過敏になりやすくお薦めしません。

また寝る30分ほど前に育毛サプリや補助サプリなどを飲んでから寝ると、成長ホルモン分泌と一緒に育毛効果が高まると言われています。30分程度すると体も消化していて吸収されやすくなります。

一般的に睡眠不足では抜け毛はほとんど変わらない

普通に抜け毛が増える要因の一つではあると思いますが、寝不足が続くとこれが原因のなって抜け毛が増えていくことはないと考えられます。というのも寝不足なんて現代ではあたりまえだからです。さらにはほとんど寝ないショートスリーパーだったとしても、髪の毛が薄いとは限らないからです。

また、抜けるはずがない髪の毛までも脱毛させてしまうほど睡眠不足は深刻なものではありません。何日も徹夜しようと思ってできるわけがないですし、毎日少ない睡眠時間でも抜けない人はまったく抜けません。
また寝不足を実感していなくても薄毛の人はたくさんいます。

しかし実際には睡眠不足によって体調が変化することで抜け毛は増える可能性があるのです。

睡眠不足で成長ホルモン分泌が減る

育毛の観点から見ると、睡眠時間が不足することによって成長ホルモン分泌量が減ります。特に細切れの睡眠の場合は睡眠中に分泌される成長ホルモンの分泌量が最大化しないことがわかっています。

育毛の方法として成長ホルモン分泌を促すことは重要で、髪の毛の成長を最大限に活かすためには成長ホルモン分泌が大いに越したことはありません。

ではなぜ抜け毛が増えるのか

睡眠不足の状態になると、体のサイクルが乱れていきます。特にホルモンバランスが乱れることが多く、同時に皮脂分泌量が増えたり、代謝が狂ったりして自律神経系も不安定になります。これによって髪の毛の安定した成長が阻害され、抜け毛が増えます。

抜け毛が増えるということは髪の毛が維持できないということで、そこから髪の毛の成長も見込めません。例えば育毛剤をつけていたとしても、頭皮から吸収される育毛成分はたかが知れていますが、睡眠によって体のサイクルが乱れれば、これは外部からの作用ではなかなか元に戻せません。

ですから抜け毛が多いなと思ったら、睡眠時間を考えてみましょう。睡眠時間が足りていないということから、寝る時間が一定ではない、夜中起きてしまう、ということを考えなおしてみるとよいでしょう。

質の高い睡眠は抜け毛を減らして育毛をサポートしてくれるでしょう。

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