市販と通販の育毛シャンプーの違いとは

育毛系、スカルプ系のシャンプーは市販の大手メーカーが販売しているものもあります。実は私もほぼ全ての市販のスカルプ系シャンプーを実際に試しました。全てを試すというのが信条であって、成分や価格、宣伝文句だけを見て『これは駄目だ』『これは良さそう』と判断したくないんですね。

そんな私が実際に使った市販の育毛シャンプーと通販の育毛専門会社が作る育毛シャンプーの違いを解説していきます。

市販のシャンプーはラウリル、ラウレスという成分をチェック

市販のシャンプーは育毛シャンプーに限らずどれも数百円で数ヶ月使える大容量でさすがに安いからこっちを手にとってしまう方が多いですが、実はシャンプーに含まれる洗浄成分が安いものが入っているからなんですね。

一概には言えませんが、とても簡単に市販(安物)と通販のシャンプーの違いを説明すると、

という洗浄成分の違いがあります。この価格差ははっきり言って違いすぎて、市販のシャンプーのほぼすべてに石油が使われています。これは男性女性関係なく全てです。一度ドラッグストアなどで裏面を見てください。成分表示の最初の方に『ラウレル』『ラウレス』と書かれていたら石油系の洗浄成分が含まれているということです。

石油系洗浄成分の特徴

まず原価が非常に安い。これに尽きます。さらには洗浄効果が非常に高い。そして皮脂を落としてスッキリ仕上がる。これだけで洗い上がり爽快感は非常によいのですが、逆に皮脂を取り過ぎてしまうほど強い洗浄成分で、頭皮に良いとはいえません。ごく少量で一気に頭皮の汚れを落とせるコスパ最強の洗浄成分と言えます。

アミノ酸系洗浄成分の特徴

泡立ちが悪く洗浄能力は石油系に負けます。しかし頭皮の余分な皮脂まで落としすぎず、また頭皮を保護する働きもあり、無駄な刺激や乾燥などを与えないのがメリットです。しかし価格が高すぎるため、市販のシャンプーに配合して一般的に大量消費してもらう商品にはならない部分がジレンマでしょう。ここが通販の育毛シャンプーが高くなってしまう理由です。

市販の育毛シャンプーはハゲるのか

結論を言えば、ハゲることはありません。まず日本の9割以上の方が市販の石油系洗浄成分で頭皮と髪の毛を毎日洗っています。人によっては朝晩の2回洗っている方もいるはずです。また、これを自分でシャンプーを選べるような年齢である10代から使ったと考えると死ぬまで60年70年毎日使っても体に害はなく、また、女性でスカスカのツルッパゲがいないように、石油系の洗浄成分が悪者というわけではないのです。

結局ハゲるときはAGAや体内のホルモン系、ストレス、皮膚疾患等によるハゲが進むということであって、市販の育毛シャンプーを含むすべての商品がハゲを促進するわけではありません。

ではなぜアミノ酸系の育毛シャンプーを使うのか

それではなぜ高価な育毛シャンプーをわざわざ使っているのか、というと、抜け毛のリスクを出来る限りゼロにしたいからです。普通にAGAもまったく無関係で髪の毛ドフサな人にはわかりませんが、日々の大量の抜け毛やスカスカの頭皮を木にしている人からすると、出来る限りハゲるリスクを避けるようになります。

その手段がアミノ酸系の洗浄成分で余計な刺激を頭皮に与えないようにすることが1つです。育毛剤を使うのも同じです。とにかく出来る限りの抵抗をする、ということです。

頭皮を最適にして育毛剤を使う土壌を作る

市販のシャンプーでは皮脂を取り過ぎて頭皮が乾燥し過ぎてしまいます。これによって皮脂分泌量が増える可能性が高く、特に男性の育毛系スカルプシャンプーはその傾向が非常に強いです。

一方でアミノ酸系の育毛シャンプーは頭皮に潤いを残したまま洗いあげることが出来るため、その後の頭皮の状態が安定して育毛剤の浸透を妨げません。同時に育毛に関わる植物成分を多く含むものが育毛シャンプーには多く、市販のスカルプシャンプーの皮脂をただ取り除くだけのシャンプーとはまったく違うことがわかります。

今薄毛で悩んでいる方や抜け毛多くて焦っている方はまずアミノ酸系のシャンプーに変えて頭皮環境を整えましょう。頭皮が安定していなければ育毛剤を使っても効果が半減します。特に私の場合は皮膚疾患があってまったく育毛剤が効かなかった経験があるため、これは自分で確認済みです。

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