脂漏性皮膚炎の抜け毛の特徴
皮脂分泌量が増え、頭皮がベタベタした状態が続き、さらに痒み、フケ、抜け毛も増えるのが脂漏性皮膚炎です。脂漏性皮膚炎による抜け毛の特徴を解説します。もし当てはまるようでしたらすぐに皮膚科に行きましょう。脂漏性皮膚炎の間の育毛はほぼ効果がありません。
髪の毛が細くなっていく
脂漏性皮膚炎によって抜け毛が増えていく過程の中で、すでに生えている髪の毛が細くなっていきます。髪の毛が細くなると頭髪全体の量がとうぜん減ってしまうので、抜けていても抜けていなくても細くなった分だけ密度が減るため、見た目として薄毛が目立ちます。
また、頭皮の皮脂分泌量が増えるため、髪の毛もベタ付きやすくなり、ひどい場合は髪の毛が皮脂によってまとまるようになるため地肌が見えて薄毛が目立ちます。
何もしていなくてもポロポロと髪の毛が抜け落ちる
脂漏性皮膚炎になると抜け毛の量がかなり増えます。毎日100本以内の抜け毛なら許容範囲内ですが、200本以上は抜けていた印象があります。普段座っているだけでも髪の毛が抜けているのを見つけたり、シャンプーのときもすすぎの時も何度も抜け落ちます。
普段の生活では肩にフケと一緒に髪の毛がついていたり、普通の抜け毛とはレベルが違います。
全体的に抜け毛が増えるが、AGAと同じように抜けていく
脂漏性皮膚炎による脱毛は頭髪全体が抜けていきますが、実はM字ハゲだったり頭頂部ハゲのような形で抜けていきます。AGAによる抜け毛かなと思ったら普通に脂漏性皮膚炎だった、ということはよくあります。
ベーシックには前髪から頭頂部にかけて剥げていくため、脂漏性皮膚炎とAGAについては何かの関係がある可能性が高いでしょう。5αリダクターゼが多い部分で皮脂分泌量が高まること、マラセチア菌による代謝物とAGAの関係性などがある可能性が高いでしょう。
AGAでもないのに脂漏性皮膚炎によってAGAの育毛を始めたとしてもあまり意味が無い可能性が高く、まずは脂漏性皮膚炎を治療する必要があります。放置していたらどんどん髪の毛が抜けていくでしょう。