後頭部と側頭部はほぼ抜けない

男性の抜け毛で多いのがAGAによる抜け毛です。ここで抜けるのは頭頂部や前髪などです。しかし側頭部や後頭部はほとんど抜けません。

髪をかきあげて抜けるのは頭頂部がほとんど

AGAによる脱毛がある場合、抜け毛の多くは頭頂部、前頭部などです。ここでは特に男性ホルモン受容体があり、ジヒドロテストステロンが結合して抜け毛シグナルが多く出ているところだからです。

だから髪の毛をかきあげたり、軽く引っ張ったりすると頭頂部や前頭部は簡単に抜けるし毛も細く柔らかいことが多いです。

側頭部と後頭部は引っ張っても抜けない

反対に後頭部や側頭部はAGAでもハゲずに残っている部分であることもあり、引っ張っても簡単に抜けることはありません。
AGAの脱毛エリアは痛みすら感じずにスルスルと抜けることが多いですが、後頭部と側頭部に関してはかなりしっかりと髪の毛が毛根につながっているのがわかります。

数十倍もの差で抜け毛断然違います。
これがAGAが原因ではない場合は全体的に抜け毛を多くなったり、円形脱毛症のように一部分のみが脱毛することがあります。

側頭部の抜け毛の原因

側頭部はAGAではほぼ抜けない部分です。AGAで抜けるのは側頭部と後頭部以外の部分で、人によっては頭頂部のみ、M字ハゲのみ、というように形が決まっています。ですから側頭部が薄くなっていく、抜け毛が多いというのはAGAではありません。別の原因がありますので、当てはまるものがないかチェックして対策しましょう。

血行不良が原因

側頭部の髪の毛が抜ける原因としては血行不良がよくあります。当然ですが側頭部の血行が悪くなっているので頭頂部なども同時に抜けている可能性は高いです。

特に眼精疲労と同時に側頭部の髪の毛が抜けていくこともあります。この場合はまず眼精疲労の原因を改善すること、頭皮マッサージを側頭部も入念に行うことである程度改善されます。

皮膚炎が原因

脂漏性皮膚炎、粃糠性脱毛症などの、頭皮の痒みが出ている皮膚炎の場合は場所を関係なく髪の毛が全体的に抜けていきます。特に男性の場合はなぜかAGAの箇所も同時に多く抜けていきます。

この原因はカビ菌の一種である常在菌マラセチアが増殖してしまったことで発生していて、普通のシャンプーで入念に洗っても殺菌や除去はできません。水虫が洗っても無駄だということを考えればイメージしやすいでしょう。放置すればいずっと抜け毛が続きます。

基本的な治療は皮膚科で処方された薬を飲んで塗ってを続け、それ以外は真菌向けのコラージュフルフルシャンプーで洗って殺菌する必要があります。マラセチアが殺菌によって減り、頭皮湿疹が収まると側頭部の抜け毛も減ります。

ストレスが原因

ストレスが原因の場合、ポロポロと側頭部をさするだけで落ちていきます。病気やAGAの抜け毛かもしれないと一瞬びっくりしますが大抵はストレスによる抜け毛です。

これは血行が悪くなっていることとも通じていますが、ストレスによって意外と簡単に髪の毛は抜けていくほど、頭皮の毛細血管が弱くさらに髪の毛自体が維持しにくいもの、さらには側頭部以外でもAGAなどの影響もあるため、ストレスは侮ってはいけません。

運動と育毛剤で対応する

運動にはストレス解消の効果があるとともに、無駄な皮脂を分泌させずに消化させていくことも可能。さらにはAGAの原因のジヒドロテストステロンにも効果的。
運動によって細胞分裂も活発になり成長ホルモン分泌も多くなって育毛効果が期待できます。

同時に育毛剤をつけて頭皮マッサージをしておくとさらに血行促進、栄養分を毛乳頭へ届けることで髪の毛の細胞分裂が促進して髪の毛が生えてきます。さらに血行がよくなることで髪の毛が維持でき抜け毛も予防できます。

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