トニックシャンプーは育毛に良くない
トニックシャンプーはもうかなり歴史があるスカッとする爽快感と刺激が男性に好まれるシャンプーです。そして皮脂もしっかりと落としてくれるため、トニックシャンプーを使った後は爽快感が持続します。しかしこれが育毛に良いのかというと良いわけがないのです。
皮脂を取り過ぎるシャンプーの代表格
トニックシャンプーはメントールのスッキリした洗いあがりがウケて男性にはよく知られていると思います。しかしこの洗浄成分は石油系の合成界面活性剤が使われていて、皮脂を強力に除去することができ、これは育毛には正反対の作用であることはご存知でしょう。
皮脂は取り過ぎてしまうとまず頭皮自体が無防備になってしまうこと。
さらには皮脂がなくなるため毛穴から補充するための皮脂がさらに大量に分泌されてしまうこと。
これによって皮脂が多くなって酸化したり毛穴に詰まって酸化してしまうことで抜け毛が増えます。
最悪は脂漏性皮膚炎になって痒みフケが多くなり、髪の毛が細くなって抜け毛が大量に出てしまいます。
夏場だけトニックシャンプーを使うのはあり
しかし市販のシャンプーですからすべての人にすべての抜け毛を誘発するような効果があるわけではありません。そんな危険なものだったら販売ができませんし、今までの販売実績と歴史が続くわけがないのです。
だからトニックシャンプーが危険すぎるものだということではないとていうことだけは書いておきます。
そして夏場に汗をかいてどうも頭皮がベタベタしてしまうということであればトニックシャンプーを使うのもありだと思います。ただし頭皮は絶対に擦らないように、揉み込むようにして洗います。こすってしまうとさらに皮脂が完全に奪われてしまいます。
皮脂はトニックシャンプーなのでかなり取られてしまいますが、もみ洗いによってそれも最小限に抑えられ、さらにトニックシャンプーのメントールの爽快感を味わうことができます。
2日くらいシャンプーできなかった時にも使って大丈夫
他には風邪を引いたり、時間がなくてどうしても2日くらいシャンプーができなかった時などは逆に皮脂が溜まって酸化してしまっている状態なので、トニックシャンプーなどの洗浄力の高いシャンプーを使っても大丈夫です。
ただしこのときも絶対に頭皮を擦らないようにしてください。こすると新しく生えてきた細い髪の毛が抜けてしまいます。
抜け毛対策、育毛効果を考えるならトニックシャンプーは控える
これら上記のことを守ればトニックシャンプーを使うことも可能です。ただし大きいボトルのトニックシャンプーだと使いきるまでに数年掛かってしまう計算になりますね。
もし抜け毛が気になっていたり、育毛するためにはどうしたら良いかと考えているなら、基本はアミノ酸系の育毛シャンプーを使うのが鉄則です。編集部では市販の合成界面活性剤のシャンプーを使う人はもう誰もいなくなりました。
使用用途が育毛であればまずは育毛シャンプーを1本使ってみることをお薦めします。
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