ラウリル硫酸Naと抜け毛の可能性
市販のシャンプーにはこの『ラウリル硫酸Na』という洗浄成分が入っています。成分表を見ると上の方に書いてあるので、特に多く配合されていることがわかります。ただし育毛の世界ではこの『ラウリル硫酸Na』が育毛にはよくない、抜け毛が増える可能性があると言われています。
『ラウリル硫酸Na』とは一体何なのか
『ラウリル硫酸Na』というのは石油系洗浄成分で、とても安いという特徴があります。天然成分とかのほうが当然高くなってしまいますよね。
さらには洗浄力がとても高いということです。少量でもかなり汚れや皮脂などを取り除くことができるため、結果的にシャンプーに『ラウリル硫酸Na』を配合しても少量なのでかなり安く済み、さらには洗い心地がスッキリするため洗った感も高く、要するに『シャンプーして綺麗になった!サッパリ!』という感覚を生み出しやすくなります。
実際に『ラウリル硫酸Na』を使うと頭皮の皮脂汚れなどはキレイに落ちるのですが、問題なのは落としすぎてしまうということです。
皮脂を落としすぎる弊害
皮脂を落としすぎると良くない、というのは頭皮のバリアを完全にとってしまっている点です。ということは当然頭皮は乾燥してしまいますし砂漠化してしまうということで潤いがなくなります。そうすると敏感肌の人や乾燥肌の人たちはかゆみが出たりフケが出たりして頭皮環境が悪化する可能性があります。このことからも皮脂全てが悪い存在ではなく、頭皮にとってはある程度必要であるということなんですね。
要は育毛シャンプーがここの点で違うわけで、アミノ酸系シャンプーは皮脂を取り過ぎず適度にのこせる点が支持されるわけです。
『ラウリル硫酸Na』は体に浸透しやすい
『ラウリル硫酸Na』の分子がとても小さく、頭皮から体内に入りやすいということも指摘されています。ただし、これは96時間ずっと『ラウリル硫酸Na』を肌につけていたとき、という条件のもとなので、ほとんど気にすることはありません。基本的に育毛シャンプーのアミノ酸配合のシャンプーと比較しても比較にならないほど売れているのが『ラウリル硫酸Na』配合の市販シャンプーなので、これで問題があったとしたらとっくに販売停止になっています。
この点では特に気にする必要はないでしょう。一番気にしたいところはやはり皮脂汚れの取り過ぎや頭皮環境の乾燥からくる刺激ですね。これらによって抜け毛が増えるということは目に見えてあるわけではないと思いますが、頭皮環境を整えて育毛を促進するような状態を作れるかというとなかなか難しいのかもしれません。
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