体毛が濃いからハゲるは大嘘

AGAの抜け毛のメカニズムをおさらい

AGAの原因は、テストステロンと5αリダクターゼが結合し、ジヒドロテストステロンへ変化。これが頭皮の受容体と結合して初めて抜け毛が始まります。

このメカニズムを理解していれば、体毛の濃さがハゲに関係していると言う医師や専門家はゼロのはずですが、いるんですよね。びっくりです。

体毛が濃くても薄くてもAGAならハゲる

体毛が濃いのは男性ホルモンが多い方に多く見られますが、男性ホルモンが通常の100倍以上多かったとしても、頭皮に受容体がなければ絶対にAGAのハゲは起きません。要するにジヒドロテストステロンが結びつくための受容体がないわけで、脱毛シグナル自体が出ないんです。

AGAのハゲる要因

男性ホルモンが多い、受容体が普通にある⇒ハゲる
男性ホルモンが少ない、受容体が普通にある⇒ハゲる

AGAでハゲない要因

男性ホルモンが多い、受容体が少ない⇒ハゲない
男性ホルモンが少ない、受容体が少ない⇒ハゲない

受容体があるかどうか、これが男性ホルモン分泌量の数万倍重要

男性ホルモン分泌量が多く、体毛が濃くても髪の毛も同様にフッサフサのドフサもいますよね。そういう人はAGAを発症していないか、受容体が極端に少ないためハゲていないと考えられています。そもそもAGA発症のメカニズムが解明されていないため、発症していなければ受容体が多くてもハゲない可能性も十分あります。

体毛が薄くて足なんて貧弱な女の子のようなツルツルした男性でも頭皮も同じように薄い人は珍しくないんです。これは男性ホルモンの分泌量はそこまで多くないものの、頭皮に受容体がしっかり存在し機能しているから少ないジヒドロテストステロンと結合して薄毛が進行しているのです。

体毛の濃い、薄いでAGAの薄毛が決まるわけではないことを理解してほしいですね。

体毛は処理している人もいる

ちなみにですが、「体毛はムダ毛、男も処理するもの」という人は少なく有りません。なので、体毛が薄く見えていて髪の毛もフサフサ、そういう人は自己処理している可能性も十分考えられます。

そして髪の毛がフサフサな人が全員天然でフサフサであるわけではなく、私達同様に既にAGA治療をしているかもしれません。最近はそこまで薄くもないのにフィナステリドを飲み始めて薄毛を事前に進行させないようにする人もいるそうです。予防的なAGA治療ですね。医師と話していて初めて知りました。

結局、体毛が濃いかどうかでAGAになりやすいかはまったく関係なく、また体毛が薄いように見えてもその人はムダ毛処理をしているから薄く見えるだけかも、という話でした。

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