皮脂が毛穴に詰まって抜け毛が増える、ことはあり得ない

皮脂の毛穴の詰まりは抜け毛の原因にならない

シャンプーなどの広告で、「皮脂汚れが毛穴に詰まる」と聞いたことがありますよね。しかし実際皮脂が毛穴に詰まることはまずあり得ません。

毛穴から生えている髪の毛は毎日少しずつ伸びています。そのため毛穴に皮脂があっても髪の毛の成長スピードにより押し出されているのです。皮脂が大量に分泌されていても毛穴に詰まったままになることはなく、無穴の奥の奥にある毛母細胞が毎日細胞分裂し続けているため、日々髪の毛の成長とともに押し出されていきます。

皮脂が原因の抜け毛はない

皮脂が頭皮に残っていると酸化して抜け毛が増えるという説もありますが、これも嘘です。皮脂が酸化したとしても髪の毛は毛母細胞の分裂を忠実に繰り返し日々伸びているだけです。

皮脂の酸化によって頭皮にニキビが出来ることはあっても、抜け毛の原因にはなりません。

顔は皮脂分泌量が多い部位ですが、洗顔せず顔の皮脂をそのままにしてベタベタ状態の顔でもヒゲが抜けることはまずあり得ません。皮脂で抜け毛が増えるならとっくに10代の頃に抜け毛が始まっている。

シャンプーはどれを使っても同じ

シャンプーは正直何を使っても問題ではありません。皮脂を取りすぎてしまうと皮脂分泌量が増えてしまうことは間違いありませんが、1回のシャンプーで2度洗いを毎日していれば皮脂のとりすぎになってしまいますが、普通に毎日シャンプーしても問題はありません。

また合成界面活性剤よりもアミノ酸系の洗浄成分のほうが頭皮に優しいのはそのとおりですが、市場には合成界面活性剤のシャンプーがほとんどであり、シャンプーをしている人のほとんどが合成界面活性剤で頭皮を洗っていますが、全員がハゲていることはありません。

そのため、シャンプーは市販のものであれば何を使っても問題ありません。

そしてAGAの抜け毛は皮脂の分泌量や毛穴の詰まり、シャンプーの種類でハゲているわけではないので、皮脂汚れやシャンプーで悩まず早くフィナステリドを飲むのが最優先事項です。

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